SBI証券で投資を始める際、セットで選ぶべき銀行として「住信SBIネット銀行」と「SBI新生銀行」の2つが挙げられます。
私自身、長年住信SBIネット銀行を愛用してきましたが、新生銀行の新サービス「SBIハイパー預金」の登場により、状況は大きく変わりました。なんと、SBI証券と連携するだけで普通預金金利が驚異の0.42%。さらに他の優遇サービスも充実しており、今や非常に魅力的な連携先となっています。
今回は、どちらの銀行がおすすめなのか、そして賢い使い分け術まで、両行を実際に利用している私がユーザー目線で徹底比較します。
1.【結論】あなたはどっち派?3秒診断

結論から言うと、選ぶ基準は非常にシンプルです。
正直なところ、どちらの銀行も使い勝手はメガバンクや地方銀行より格段に優れています。もし「どちらにしようか」と迷ったら、まずは以下の基準で選んでみてください。
「SBI新生銀行」がおすすめな人
とにかく「預金金利」を重視したい(年0.42%!)
ATMや振込の手数料を一切気にせず使いたい
「住信SBIネット銀行」がおすすめな人
「目的別口座」を使って貯金を細かく管理したい
「定額自動入金・振替」を駆使してお金の動きを全自動化したい
「スマホATM」を使ってカードレスでATMの入出金をしたい
「これだけではまだピンとこない」という方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ここからは両行の違いを一つひとつ詳しく解説していきます。
2. 2026年の最新比較表
最新のサービス名を盛り込んだ比較表です。
| 比較項目 | SBI新生銀行 | 住信SBIネット銀行 |
| 証券連携サービス名 | SBIハイパー預金 | SBIハイブリッド預金 |
| 普通預金金利 | 年0.42%(税引前) | 年0.21%(税引前) |
| ATM手数料 | 最大回数制限なしで無料 | 最大月20回まで無料 |
| 振込手数料 | 最大月10回まで無料 | 最大月20回まで無料 |
| スマホATM | 非対応(キャッシュカード必須) | 対応(スマホだけで入出金可) |
| 家計管理機能 | 標準的 | 目的別口座(最大10個)が最強 |
3. ランク・ステージの上げやすさを比較

両行には、利用状況に応じて特典が変わる優遇制度があります。レベルが上がれば、ATMや振込の手数料を「ほぼ回数制限なしで無料」にすることも可能です。
- 住信SBI(スマートプログラム): ランク1〜4。ランク3以上で「振込・ATM各10回無料」となり、かなり快適になります。
- SBI新生(SBI新生ステップ): 5段階のステージ。最上位の「ダイヤモンド」になれば、ATM手数料が回数制限なしで無料になります。
| 項目 | SBI新生銀行(ダイヤモンド) | 住信SBIネット銀行(ランク3) |
| 達成条件 | SBIハイパー預金の設定のみ | スマート認証NEO + 外貨残高などの条件 |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(非常に簡単) | ★★★☆☆(やや手間) |
| ATM手数料 | 無制限で無料 | 月10回まで無料 |
| 振込手数料 | 月10回まで無料 | 月10回まで無料 |
SBI新生銀行なら、SBI証券と連携させるだけで、最高ランクの「ダイヤモンド」が自動適用されます。
住信SBIのランク制度(スマートプログラム改定)が新しくなります。
スマートプログラムは、商品・サービスのご利用に応じて、ATMや振込手数料の無料化やポイント獲得などの特典が受けられる、住信SBIネット銀行の優遇プログラムのことですが、2026年5月より制度が新しくなります。
振込・ATM手数料を月10回無料にするための条件が従来よりも少し厳しくなっているので注意が必要です。
新制度
| 新ランク | ATM・他行振込手数料無料回数(1ヶ月) | 主な判定条件 |
|---|---|---|
| プラチナVIP | 各20回 | 円普通預金+SBIハイブリッド預金の合計残高が1,000万円以上 |
| VIP | 各15回 | 1、2のいずれか1つ達成 1.円普通預金+SBIハイブリッド預金の合計残高が500万円以上 or 2.ミライノカードPLATINUM(JCB)or GOLD(JCB)の契約 +引落口座としてプログラム対象支店を指定 |
| ゴールド | 各10回 | 1、2、3のいずれか1つ達成 1.円普通預金+SBIハイブリッド預金の合計残高が100万円以上 2.①と②の達成 ①給与・賞与・年金いずれかのの受取 ②口座振替引落件数が1件以上 3.ミライノカードTravelers gold(Mastercard)の契約 |
| シルバー | 各5回 | 1、2のいずれか1つ達成 1.円普通預金+SBIハイブリッド預金の合計残高が50万円以上 2.①と②のいずれか1つ達成 ①給与・賞与・年金いずれかのの受取 ②口座振替引落件数が1件以上 |
| ベーシック | 2回・1回 | 条件なし |
4. 各銀行の強みを深掘り

【SBI新生銀行】の強み:連携するだけで「最高ランク」の優遇を即座に享受できる。
「お金を増やす・守る」という実利の面では、現在のSBI新生銀行は非常に強力な選択肢です。
- SBIハイパー預金の圧倒的な高金利 SBIハイパー預金の金利は年0.42%(税引前)。これは住信SBI(年0.21%)の2倍以上であり、メガバンクなどの一般的な銀行金利と比較しても驚異的な数字です。
- ATM完全無料の衝撃 最上位の「ダイヤモンドステージ」になれば、提携ATMの手数料が回数制限なしで何度でも無料になります。「月◯回まで」という制限を気にせず、いつでも現金を出し入れできるのは大きなストレスフリーに繋がります。
SBI証券と連携するだけで、年0.42%の高金利、ATM手数料の無制限無料、さらに他行宛振込も月10回まで無料という破格のメリットを享受できます。
特に投資のタイミングを待っている「待機資金」は、少しでも金利が高い場所に置いておくのが鉄則です。この仕組みを活用しない手はありません。
100万円預けた場合の金利差シミュレーション
(1年間預けた場合の税引前利息)
- SBI新生銀行(年0.42%):4,200円
- 住信SBIネット銀行(年0.21%):2,100円
結果: SBI新生銀行は住信SBIの2倍もの利息がつきます。放置している資金があるなら、SBI新生銀行の「SBIハイパー預金」に置くだけで、ちょっとした外食代1回分程度の差が毎年生まれます。
【住信SBIネット銀行】の強み:利便性の神
利便性と多機能さでは、今も住信SBIに軍配が上がります。
- 目的別口座: 1つの口座の中に、最大10個の「貯金箱」を作れます。車検用、旅行用、納税用など、お金を分けて管理するのに最適です。
- スマホATM対応: キャッシュカードを持ち歩く必要はありません。アプリだけでセブン銀行・ローソン銀行ATMから入出金が可能です。
- 全自動マネーマシン: 「定額自動入金」と「定額自動振替」を組み合わせれば、給料日から貯金、投資までを完全に自動化できます。
これらはSBI新生銀行にはない「住信SBIネット銀行ならでは」の強力なサービスです。
私が特におすすめしたいのが、「スマホATM」です。 キャッシュレス化が進む今、「財布をできるだけ薄くしたい、カードを持ち歩きたくない」という方も多いのではないでしょうか。私自身、普段あまり使わないキャッシュカードは持ち歩かない派ですが、急に現金が必要になる場面は意外とあります。
そんな時でも、住信SBIならスマホさえあれば、全国のセブン銀行・ローソン銀行ATMで簡単にお金を出し入れできます。 財布からカードを探す手間も省けますし、まさにスマートな取引が可能です。
さらに便利なのが、家賃や習い事などの支払いを自動化できる「定額自動振込サービス」です。 一度設定しておくだけで、毎月決まった日に自動で振り込んでくれるため、うっかり忘れの心配がありません。私はこの機能に何度も助けられてきました。
金利や手数料のスペック面ではSBI新生銀行が一歩リードしていますが、「日々の生活のしやすさ」や「管理の楽さ」という面では、断然こちらをおすすめしたいです。
5. 【注意】証券連携はどちらか一方しか選べない

SBI証券の「買付余力(株を買えるお金)」として銀行残高を反映させる連携サービスは、2つ同時に利用することはできません。
- SBIハイブリッド預金(住信SBI)
- SBIハイパー預金(SBI新生)
どちらを「メインの投資資金置き場」にするか決める必要があります。金利を優先するなら「SBIハイパー預金(新生)」への切り替えが今のトレンドです。
「今のトレンドならSBI新生銀行に切り替えたいけれど、手続きが面倒そう……」と不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、結論から言うと切り替えは驚くほど簡単です。
1. 切り替えはネット完結!数分で完了します
どちらの銀行を連携させるかは、SBI証券のマイページ内にある「銀行連携設定」からいつでも変更可能です。書類の郵送や印鑑、対面での手続きは一切必要ありません。スマホやパソコンから数クリックするだけで、連携先を切り替えることができます。
2. 設定後の反映タイミングもスムーズ
設定を変更すれば、最短で翌営業日(あるいは当日中)には新しい連携先が「買付余力」として反映されます。投資のチャンスを逃すような長い待ち時間もありません。
3. 注意点は「資金の移動」だけ
連携先を「住信SBI」から「SBI新生」に切り替えた場合、住信SBIのハイブリッド預金に残っているお金は、自動的にSBI新生銀行へ移動するわけではありません。
- ステップ1: 住信SBIからお金を出す(またはSBI証券から出金する)
- ステップ2: SBI新生銀行の「SBIハイパー預金」へ入金する
この振替作業さえ自分で行えば、あとは自動的にSBI証券で株が買える状態になります。
6.私が実践する使い分け術
私自身、長年住信SBIネット銀行を愛用してきましたが、やはり「金利の高さ」という実利には抗えず、現在の証券連携先はSBI新生銀行に切り替えました。
しかし、日常的な利便性に関しては、今でも住信SBIネット銀行が頭ひとつ抜けていると感じています。
そこで行き着いたのが、両行の強みを活かした「ハイブリッド活用術」です。
- SBI新生銀行:【貯める・増やす専用】 証券口座と連携させ、投資の待機資金に「最高水準の金利」をしっかりつける。
- 住信SBIネット銀行:【使う・管理する専用】 スマホATMでの入出金や、定額自動振込など「日々の決済」にフル活用する。
住信SBIネット銀行は、特別な条件なしでもATM無料回数が月2回、他行振込も月1回(ベーシックランクの場合)利用できます。これだけでも、普段使いには十分すぎるメリットです。
「SBI新生銀行で最高ランクの金利・特典を享受しつつ、住信SBIでスマートに暮らす」
これが、実際に両行を使い倒している私がたどり着いた最も賢い使い分け方です。
まとめ
- 「お金を育てる」ならSBI新生銀行 設定だけで「ATM無料・高金利」が手に入るため、初心者や忙しい方に最適です。
- 「お金を管理する」なら住信SBIネット銀行 アプリの操作性が抜群で、複数の貯金を1つのアプリで管理したいこだわり派に向いています。
どちらも口座開設自体は無料ですので、迷ったら、「金利が高いSBI新生をメインに、家計管理を住信SBIで行う」という2口座持ちも賢い選択ですよ!


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